当院の治療機の上に六地蔵が飾ってあるのですが、皆さんご存知でしたか?この六地蔵は院長のご両親の合作で宮内在住のMNさんより「この六地蔵には意味があるのよ」と言われ調べてみましたのでご紹介します。
お地蔵さまは庶民に親しまれる仏として広まり、毎月24日は地蔵の縁日で、寺や墓地、街中などで祀られているそうです。
人は生きている間に行う善悪によって死後、六つの道に進み、この六道で苦しみ迷える人々に救いの手を差しのべてくれるのが六地蔵と言われています。
六つの世界(六道)とは…
天 道…神々の住む世界で楽しみに満ち寿命が長い
人 道…我々人間が住む世界で苦しみもあるが悟りを
得れば救われる
修羅道…戦いや争いが絶えることがない世界
畜生道…牛や馬などの畜生の世界で自由が無い
餓鬼道…常に飢えと渇きに苦しむ世界で欲望は満たさ
れない
地獄道…六道で最も過酷な世界で苦痛が絶え続く
子供の頃に、親からこんな事言われませんでしたか?
「嘘をつくと閻魔さまに舌を抜かれる」
「人を騙すと、いつか自分が騙される」
「悪い事をすると、大人も子供も容赦なく地獄に連れられおしおきを受ける」
(善光寺法話より一部抜粋)
これらも、子供たちを見守り正しい道に導こうとする親の救済のひと言ですね?!
都市化の流れでお姿を見逃がしていますが、どこかでお地蔵さまに出会ったら合掌してみましょう。
励んでいる時なら大きな功徳とご利益が、悩んでいる時ならチャンスに変えられるような人材やアドバイスが巡ってくるかもしれません?なにかいつも見られているような気がしますね。中途半端な行動は見透かされてしまいそうです…(ドキドキ)
死後の事はわかりませんが、私たちがいつかは進む六道ならば常日頃から手を抜かずにできる事から始めてみませんか?