4月になって陽気が暖かくなって来ましたがお元気でお過ごしでしょうか!
3月11日の「東日本大震災」は私が今まで生きてきた中で一番過激な地震でした。午後2時46分は診療が始まる前の時間だったので、スタッフと一緒に仕事の準備をしていた時だったのですが、いきなり整骨院の中がミシミシ音を立てて揺れ始めました。振幅の大きい揺れが長く続き、更に大きな揺れが来たので、思わずみんなで外に飛び出しました。すると周りの家々から皆さん外に飛び出してきていました。当院の袖看板がかかっている鉄製のポールはかなりの太さがあるのですが、それがグラグラ揺れて今にも折れそうでした。
直下型の大地震だろうと思ったのですが、震源地が三陸沖だと聞いてビックリしました。この辺でこれだけ揺れたのだから三陸地方の揺れはどんなだったのだろうと想像すると、身が凍る思いがしました。さぞ震源近くの方々は怖かったろうと思います。しかし、地震もさることながら今回は津波の恐ろしさをまざまざと思い知らされる事になってしまいました。
以前、スマトラ沖大地震の津波の映像を見て、すごい事だなあと人事のように思っていたのですが、まさか日本でもあのような悲惨な光景を目にするとは思いもよりませんでした。
今、当院に通院中の91歳の女性がいます。この方は娘さんに車椅子に乗せてもらって通院しています。院の中は松葉杖をつきながら歩いていますが、この方には通院当初から目標がありまして、その目標というのが、車椅子でなく歩いて当院まで通うことなのです。そういう目標を持っている人は強いです。お天気のいい日は毎日通院されています。最近この方の言っていた事で感動だったのが、「足をしっかり治療して鍛えておかないと今度大きな地震が来た時、周りの人に迷惑がかかるから一人でも逃げられるようにしておかないと!」というものでした。聞いた瞬間頭が下がりました。91歳という高齢でもこんなに前向きに物事を考えられるんだなーとつくづく感心しました。そういう気持ちって見習わなくてはいけないですよね!
「いくつになっても前向きで!」何事にもこういう気持ちで頑張って行きたいものです。